3月23日に開かれた地域ネット間交流会。冒頭、神戸NETの佐古代表幹事から今回のメインテーマである、神戸市独自の制度「すまいるネット」の概略が紹介されました。
続いて各ネットの活動報告。東海では愛知県内の歴史的建造物の保存などにも取り組みたいと意欲的な報告が、また中・四国では欠陥住宅対応だけでなく、その発生を未然に防ぐ予防も重視したいとのことでした。(※注)神戸NETからは戸建て住宅から、リフォームやマンションに関する問題発生が増えていること、またリフォームなどの少額案件では建築士や弁護士が関わることによる費用対効果の問題が起きているなどの報告がありました。
すまいるネット
今回のメインテーマ、神戸市住まいの安心支援センター「すまいるネット」について倉橋センター長から、その成り立ち、機能、実績などについて詳しい説明がありました。
「すまいるネット」はいま、住宅に関する相談、情報提供、啓発を三本柱として多彩な活動を展開しています。その内容などはホームページをご覧いただくとして、成り立ちについて簡単にご紹介します。
阪神淡路大震災から5ヶ月後の平成7年(1995年)6月から2年9ヶ月の間、民間住宅の復興をサポートするために「神戸・復興住宅メッセ」が開設されました。これは市民と専門家・住宅関連業者とをつなぐ、相談・展示の一大イベントでした。その後、長い目でまちづくり、住まいづくりを考えるために、市民代表、市政アドバイザー、学識経験者、建築専門家、業界代表など広い層からの参加を得て、平成11年に神戸市すまい審議会が発足しました。
審議会の検討結果とメッセで蓄積した数多くのノウハウを元に平成12年、「神戸市すまいの安心支援センター」(すまいるネット)が開設されたものです。倉橋センター長の説明に加えて、審議会とすまいるネット設立に大きく関わった神戸NETのメンバーから補足説明も行われました。
「すまいるネット」の詳細はこちら
地域ネット間交流会はその後質疑に入り、中国・四国、東海両ネットからの出席者から多くの真剣な質問がありました。
住宅インスペクター神戸NET
さらに欠陥住宅を未然に防ぐ(※注)について、「住宅インスペクター神戸NET」への高い関心も寄せられました。これは欠陥住宅神戸NETの関連組織として、参加建築士たちが、住宅の建築、建て売り住宅(売り立て住宅)購入など、消費者の皆さんへの技術的サポートや、さらに建築業者へのアドバイスなどを行い、欠陥住宅を造らせない活動を続けているものです。
午後4時ごろ、2時間半にわたる充実した交流会はいったん終わり、参加者たちは三ノ宮サンパル4階の「すまいるネット」へ移動。相談コーナーなどを視察しました。
3月23日に開かれた地域ネット間交流会。冒頭、神戸NETの佐古代表幹事から今回のメインテーマである、神戸市独自の制度「すまいるネット」の概略が紹介されました。
続いて各ネットの活動報告。東海では愛知県内の歴史的建造物の保存などにも取り組みたいと意欲的な報告が、また中・四国では欠陥住宅対応だけでなく、その発生を未然に防ぐ予防も重視したいとのことでした。(※注)神戸NETからは戸建て住宅から、リフォームやマンションに関する問題発生が増えていること、またリフォームなどの少額案件では建築士や弁護士が関わることによる費用対効果の問題が起きているなどの報告がありました。
神戸ネットでも上記の問題について議論を行い、市民の皆さまにお伝えできればと考えております。